- Blog記事一覧 -2月, 2021 | 野田市東宝珠花の鍼灸なら【栗原治療院】の記事一覧

2月, 2021 | 野田市東宝珠花の鍼灸なら【栗原治療院】の記事一覧

鍼灸院にとっての「お掃除」とは

2021.02.15 | Category: 修行時代,治療院・自己紹介

【お掃除の日】
日曜日は月に数回の「中掃除」の日
うちには「小掃除」「中掃除」「大掃除」「ワックスがけ」がありまして、

「小掃除」は診療日は毎日、
「中掃除」は月に数回、
「大掃除」は年に一回、
「ワックスがけ」も年に一回、
あります。

「小掃除」は、診療前に、
全ての床の掃除機がけ、
玄関掃除・水まき、
トイレ掃除、待合室のテーブル埃取り、

「中掃除」は、休みの日に、
小掃除+

・院内全ての物、家具(もちろんそれらの下)の掃除機がけ(掃除機の先をブラシタイプに替えて〜)、からの、
→院内全ての物をギュッと絞った雑巾での拭き取り、

・フィルター類→換気扇、エアコン、空気清浄機、加湿器(除湿器)の掃除機がけ、雑巾での拭き取り

・電球、蛍光灯、カバーの埃取り
・巾木の埃取り
・ガラス拭き、鏡、絵の額拭き、指紋なしピカピカに
・家具の足の下の拭き取り

「大掃除」 年末に
中掃除+

・壁の埃取り(クイックルワイパー系)、木製の壁は雑巾掛け
・玄関(外)の電球の掃除
・床の隅の少し埃が溜まって黒くなりやすいところを徹底的に。
など

書くと意外に少ない気がするな〜。
「中」と「大」は妻に手伝ってもらってます。ありがとうございます。

お掃除をすると、気持ちいい、患者さんも心地よい、
当たり前ってだけでなくって、
なーんでお掃除大事なのかなぁ、まあまあ時間がかかるのになーんでこんなに続けられてるのかなぁと。
なーんとなく最近はわかった気がしました。

「治療の空間が綺麗にクリアになるってこと」、と、
「治療の空間を一定に保つこと」、が、
自分の治療場所を持っている場合は大切なんじゃないかなぁ〜と。

「治療の空間が綺麗にクリアになるってこと」
邪魔な物、余分なものがないから、
治療に必要な感覚.五感をより患者さんへの変化に注げる、
何かおかしいの違和感、ピーンと勘が鋭くなるを感じやすくなる。
「治療の空間を一定に保っていること」
多少模様は変えるけれど、基本はいつも一定であると、
(来院の動きの流れ、準備の流れ、空気・雰囲気の流れ、施術者自身など)
患者さんがいらした時、患者さんの変化に気が付きやすくなる。

※うちの場合、廊下から治療室へ入る出る瞬間のお顔と声と姿勢が特に。入り口の四角が一瞬カメラのフレームみたいに感じて変化を感じやすいんです←伝えきれない(^_^;)それと、階段の登り降りがとても参考になります。

「いつもより歩く音が静かだなぁ」とか、(身体がいつもより軽いのかな?)
「いつもより顔を少し下を向けて入ってきたなぁ」とか、(家で、仕事で嫌なことあったかな?改善が思わしくないかな?)
「帰り際のシルエットがいつもより背が高く見えた」、(コリが取れて姿勢が良くなったのかな?)
「いつもより猫背だった」、(背中や胸、お腹の調子どうかな、心配でもあるのかな?)
「階段を登ってくるスピードがいつもより早かった」、(調子良くなっているな、良いことあったかな?)

「第一声の声の反響の仕方がいつもより心地よかった」、(解決したかな、心も落ち着いたかな?)
「今日は声が空間に沈んでしまっている」、(あらら、)

靴の脱ぎ方が違う、車の停め方が違う、洋服の畳み方が乱れてる、置く場所が違う、順番が違う、(なーんか変わったのかなぁ)

それから、匂い・臭いも空間が澄んでいた方が自然と感じやすいです。
昨晩のお酒のにおい、薬のにおい、食べ物のにおい、汗の種類、生活のにおいの変化、治療前の習慣のにおい。
(別にクンクン嗅いでいるわけではありませんよ、しぜ〜んと感じる程度)

などなどなどなど‥頭でわかる範囲はこんな感じ

鍼灸師は患者さんの施術中だけでなく、
治療前の生活、習慣からもたくさん何かを感じて、治療にあたります。

問診、触診だけでなく、五感を自然と使っています。
お掃除をしっかりしているとより深く五感を使える気がします。
さらに自身の状態が良いと第六感的なものもちょろちょろ現れる気がします。←それは置いといて。←場所の力、大切〜。

五感が研ぎ澄まされるってことは、
触診はもちろん、問診、ちょっとした一言、も鋭くなるってことで、
患者さんの病の深さ、時間、本当の原因などをより短いやり取りで見当をつけやすくなって、
病の距離・深さ、症状の予後、経過を測りやすくなります。
身体の、その方の言葉にならない声を聴く力って、大切〜。

すると、
自信を持って治療に当たって、治療を続けて行くことができます。
この一鍼、一鍼打っている時間は、
間違いなくこの人の人生を良くする時間なんだ!!と。

何となーく患者さんの良くなる姿が見えて、
何となーくこんな活躍されるんだろうなぁ、できるだろうなぁ、って。
もちろん楽しい、楽にずっとその時が過ぎるばかりではありませんけど。
でもその姿を共有できると結構乗り越えていけます。

また院内だけでなく、
患者さんが曇ったり歪んだりして映らないように、
自分自身もきちんと磨いて、一定で、クリアに、色んな角度から物事を感じれるよう、日常を過ごしていきます〜。

院内にあるお花の意味

2021.02.02 | Category: 修行時代,日々のこと,治療院・自己紹介

【7年間、毎週通ったお花屋さん】
が、昨年いっぱいで閉店してしまいました。

院内のお花
師匠の真似をして生花を治療院に置こうと思ったのがきっかけでした。

初めお花屋さんに行くのは、
買い方もわからないし、何となく気恥ずかしくって、少なくてもいいのか?と、緊張していました。

全くわからないので、

「一輪挿しにはどれが良いですか?」
(いっぱい花瓶にお花を入れるとより難しく、修行先でもほぼ一輪挿しだったので)

「これいくらですか?」「これはおいくらですか?」何回聞いたか(^_^;)
(全てには値段が書いてないことが多くて、初めの頃はお花にかける予算もとても慎重でした、週の予約の入っている人数などで計算していました^^;)

「このお花の名前はなんですか?」
(スマホにメモメモ←患者さんによく聞かれるので、おかげさまで今は大抵のお花屋さんにあるお花の名前は言えます)

「この花持ちますか?(強いか?)」
(2,3日しか持たないとちょっと寂しいのですし、診療日には元気でいてほしいのです。弱ったら短く切ったりいろいろ工夫します)

「少しですみません」

少し慣れてきて、
しつこく毎週聞く僕に、お店の方は親切に値段もお花の名前や由来なども教えてくれました。
きっとたまーにさらっーとおまけしてくれて、値段も相場より高いと教えてくれました。お花の扱い方、管理の仕方、水あげなども。

毎回領収書も「鍼灸栗原治療院」と面倒くさがらず買いていただき、お金を払って、領収書を受け取り、お花を抱えて車に乗り込む。
何回やったんだろ。

慣れてくると、お花屋さんに入って、
じっーとお花を見て選ぶのが楽しくなって、

まず、珍しいのがあるとすぐ買う。
かわいいお花、凶暴なお花、凛としたお花、大きなお花、ぼやっとしたお花、可憐なお花、高いお花、親しみやすいお花、光ってるお花、人工的なお花、、、

この花あの人好きだったよな とか、
去年素敵って言ってくれたよな とか、
あの一人薄ピンクのお花好きとか言ってたよな とか、
今週見えるからこれ買おう とか、
患者さんのことを考えて買ったり、

それから、
季節に合わせて、お花を選んだり、少し先取りしてみたり、
お花屋さんに、本当のお花の季節も聞いてたっけ。

それから、新しい気に入った花瓶を買うと、それに合うお花はないかなとも探してるなぁ。

買って帰って、花瓶と合わせて、切って、
たまに葉っぱ取って、
なるべく最大限その花瓶とお花がかっこ良く、活き活き見えるように整えてあげます。余計なことはせず。(できない)

そして、お花が1番魅力的に、可愛く、美しく、格好良く見える場所に置いてあげます。

床だったり、窓際だったり、机の上だったり、
基本は患者さんの通り道(邪魔にならないところ、もろみえるぞー、置いてるぞーじゃなくて、うっすら応援してますよ的なあり方で)、

あとは空間が尖っているところにいてもらいます。(もちろん、花瓶の下にはコースターやマットや、丸く切った和紙など置くとより素敵に見えるんです、大切なその一工夫)

これだけで空気もとっても丸くなります、ちょっと安心します。
(お花を置くには、掃除や余計な物がないこともとっても大切な気がします)

僕がお花のことを聞く以外、
「こんにちは〜」や、「寒いですね〜」くらいしかお話はしていませんでしたが、
今、お花屋さん難民(お店は何軒か見つかったのですが、短縮営業で時間が合わなかったり、数が少なかったり)で、種類のあるホームセンターへ行っているのですが、やっぱりなんとなぁ〜く寂しい。
のと、お花を自分で取って選ぶので、勉強になりますが、これでいいのかと不安になったり。お花屋さんが見て取ってOK出して売ってくれる安心感。

お花屋さんとの思い出を書こうと思ってたけど、お花を置くことについてたくさん書いてしまったけど、

本当に、毎週、七年間、
お店に入って、
う〜っんと、睨めっこ、
いやいや、かわいい子〜いないかな〜、
これもあやしい、

なんだろう、今週のおもてなし?患者さんの驚く顔や、何気ない一言のため?空間の柔らかさ、力を高めるため?単純にお花があると患者さんがなんとなく良い、落ち着く。
格好良くいうと、これも治療の一部だなとも思ったり。お花でホッとしたり、話がしやすくなったりが、鍼が入りやすくなったり。
(もちろん、技術がバッチリあればこんなことは気にしなくても全くOKだと思います)

お花に助けてもらった事がたくさんあったなと。
いいお花屋さんに出会えてお花が好きになれて良かったなぁと思いました。

先週の母と僕の会話
母がちょっと遠くのホームセンターへ買い物(お花が沢山ある)行くと言っていたので、

栗「お花買ってきて〜」
母「どんなの?」
栗「かっこいいやつ〜」
母「‥‥‥」
しばらくして
栗「雪柳と蝋梅、あとはキリッとしたやつ、木とかあったら買ってきて〜」

10代、20代の頃は、こんな会話、雪柳と蝋梅と指定して母に買い物を頼むなんて想像もしていませんでした笑

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