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院内にあるお花の意味

2021.02.02 | Category: 修行時代,日々のこと,治療院・自己紹介

【7年間、毎週通ったお花屋さん】
が、昨年いっぱいで閉店してしまいました。

院内のお花
師匠の真似をして生花を治療院に置こうと思ったのがきっかけでした。

初めお花屋さんに行くのは、
買い方もわからないし、何となく気恥ずかしくって、少なくてもいいのか?と、緊張していました。

全くわからないので、

「一輪挿しにはどれが良いですか?」
(いっぱい花瓶にお花を入れるとより難しく、修行先でもほぼ一輪挿しだったので)

「これいくらですか?」「これはおいくらですか?」何回聞いたか(^_^;)
(全てには値段が書いてないことが多くて、初めの頃はお花にかける予算もとても慎重でした、週の予約の入っている人数などで計算していました^^;)

「このお花の名前はなんですか?」
(スマホにメモメモ←患者さんによく聞かれるので、おかげさまで今は大抵のお花屋さんにあるお花の名前は言えます)

「この花持ちますか?(強いか?)」
(2,3日しか持たないとちょっと寂しいのですし、診療日には元気でいてほしいのです。弱ったら短く切ったりいろいろ工夫します)

「少しですみません」

少し慣れてきて、
しつこく毎週聞く僕に、お店の方は親切に値段もお花の名前や由来なども教えてくれました。
きっとたまーにさらっーとおまけしてくれて、値段も相場より高いと教えてくれました。お花の扱い方、管理の仕方、水あげなども。

毎回領収書も「鍼灸栗原治療院」と面倒くさがらず買いていただき、お金を払って、領収書を受け取り、お花を抱えて車に乗り込む。
何回やったんだろ。

慣れてくると、お花屋さんに入って、
じっーとお花を見て選ぶのが楽しくなって、

まず、珍しいのがあるとすぐ買う。
かわいいお花、凶暴なお花、凛としたお花、大きなお花、ぼやっとしたお花、可憐なお花、高いお花、親しみやすいお花、光ってるお花、人工的なお花、、、

この花あの人好きだったよな とか、
去年素敵って言ってくれたよな とか、
あの一人薄ピンクのお花好きとか言ってたよな とか、
今週見えるからこれ買おう とか、
患者さんのことを考えて買ったり、

それから、
季節に合わせて、お花を選んだり、少し先取りしてみたり、
お花屋さんに、本当のお花の季節も聞いてたっけ。

それから、新しい気に入った花瓶を買うと、それに合うお花はないかなとも探してるなぁ。

買って帰って、花瓶と合わせて、切って、
たまに葉っぱ取って、
なるべく最大限その花瓶とお花がかっこ良く、活き活き見えるように整えてあげます。余計なことはせず。(できない)

そして、お花が1番魅力的に、可愛く、美しく、格好良く見える場所に置いてあげます。

床だったり、窓際だったり、机の上だったり、
基本は患者さんの通り道(邪魔にならないところ、もろみえるぞー、置いてるぞーじゃなくて、うっすら応援してますよ的なあり方で)、

あとは空間が尖っているところにいてもらいます。(もちろん、花瓶の下にはコースターやマットや、丸く切った和紙など置くとより素敵に見えるんです、大切なその一工夫)

これだけで空気もとっても丸くなります、ちょっと安心します。
(お花を置くには、掃除や余計な物がないこともとっても大切な気がします)

僕がお花のことを聞く以外、
「こんにちは〜」や、「寒いですね〜」くらいしかお話はしていませんでしたが、
今、お花屋さん難民(お店は何軒か見つかったのですが、短縮営業で時間が合わなかったり、数が少なかったり)で、種類のあるホームセンターへ行っているのですが、やっぱりなんとなぁ〜く寂しい。
のと、お花を自分で取って選ぶので、勉強になりますが、これでいいのかと不安になったり。お花屋さんが見て取ってOK出して売ってくれる安心感。

お花屋さんとの思い出を書こうと思ってたけど、お花を置くことについてたくさん書いてしまったけど、

本当に、毎週、七年間、
お店に入って、
う〜っんと、睨めっこ、
いやいや、かわいい子〜いないかな〜、
これもあやしい、

なんだろう、今週のおもてなし?患者さんの驚く顔や、何気ない一言のため?空間の柔らかさ、力を高めるため?単純にお花があると患者さんがなんとなく良い、落ち着く。
格好良くいうと、これも治療の一部だなとも思ったり。お花でホッとしたり、話がしやすくなったりが、鍼が入りやすくなったり。
(もちろん、技術がバッチリあればこんなことは気にしなくても全くOKだと思います)

お花に助けてもらった事がたくさんあったなと。
いいお花屋さんに出会えてお花が好きになれて良かったなぁと思いました。

先週の母と僕の会話
母がちょっと遠くのホームセンターへ買い物(お花が沢山ある)行くと言っていたので、

栗「お花買ってきて〜」
母「どんなの?」
栗「かっこいいやつ〜」
母「‥‥‥」
しばらくして
栗「雪柳と蝋梅、あとはキリッとしたやつ、木とかあったら買ってきて〜」

10代、20代の頃は、こんな会話、雪柳と蝋梅と指定して母に買い物を頼むなんて想像もしていませんでした笑


鍼灸栗原治療院
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