- Blog記事一覧 -イライラはどこから?
二十四節気が、「雨水」から「啓蟄 (けいちつ)」 へと変わりました。
「啓」は「ひらく」、「蟄」は「冬眠している虫」という意味で、
この頃になると、大地も暖まり、春の陽気に誘われて、冬ごもりしていた土の中の虫たちが動き始めます。
そういえば、少し前久し振りに治療室に小さい虫が換気扇から入ってきたことを思い出しました。
散歩の時、石や落ち葉の下を見てみようと思います。
今さらで、分かってはいるけれどなかなかできない事ですが、
やっぱり身体は大切、睡眠は大切だな思います。
若いうちは身体は元気だけれど、心が不安定で、イライラ、焦ったりすることが少なくなかったですが、
年齢を重ねていくと
心は安定してくるけれど、
気づかないうちに身体がつらくて、疲労していて、
気がつくとイライラしやすくなったり、不安になったり、思ってもないことを言ってしまったり、何かが急にどうでもよくなったりと、
していることがあるなと気付きました。
あっ、身体がイライラしている!と。
働く事、勉強、趣味など優先する事、しなければならない事があるとつい「疲れた」や「睡眠不足」が当たり前になって、こっちが当たり前になってしまっていました。それが少し格好良いと思っている面もあったかもしれません。
寝不足でも頑張れる仕事がありますが、
家族になら多少わがままを言ってもいいと思ってしまいますが、
身体が疲れていると、こころが疲れます。
身体の疲れやこころの疲れに気づかずに、または気づいても気づかないふりをしていると、体が心身を強制的に休めようとします。
身体が疲れているのを強制的に休めようとするのが、風邪。
それでも薬などで無理に身体を働かせ、さらに身体とこころにストレスをかけ続けると、さらに強制的に身体を休めようとします。それが自律神経の不調、自律神経失調症。
さらにストレスがかかると絶対に身体を休めようとこころも休ませようとうつ症状などがでます。
そしてその頃には、一体何が原因だったのだろうか?とわからない方、急にそうなってしまったという方が少なくありません。
全く疲れ知らずの身体も素晴らしいですが、自身の心身のストレスを感じとり、こじらせてしまう前に処置できるようになること、回復させる方法を持つことが必要になる時代がくると思います。
食べ物、生活習慣、考え方いろいろな事が健康に関与していますが、やっぱり一番の身体の負担は心身へのストレスなのは間違いありません。
ストレスがあるのは当たり前、ストレスという言葉がとても軽い言葉になってしまっていますが、
悩み過ぎや無理のし過ぎのストレスは、血管や細胞を内側から強く傷つけます。
またストレスが全くない事も身体に負担になります。
身体を外からも内側からも大切に。
スマホでつい遅くまでや、あとちょっとキリのいいところまで、今日のやるべき事は完璧に今日やるを、少しだけ考え直して、
早く眠れる時は、早く眠る事にしています。
眠れるように身体を整えています。