- 施術コラム一覧 - 重症の方へ、ドンドン新しい症状が出てくる方へのメッセージ
【身体が話しかけやすい人】#重症の方へ
#武田先生からのちょい続きに思ったこと
しばらく我慢していた身体は、
武田先生と連絡を取り、治療の予約OKです!となった時から、
ウズウズウズウズして、身体が騒ぎ出しました。
初めは腰だけとりあえずと思っていたのですが、
肩らへんもウズウズだるーん、臀部もウズウズもやもや、
他には首の上の方や、首と肩の交差するところなどピンポイントでモヤモヤしてきたり、めちゃくちゃ身体が主張してきました。
自分の意識が身体に向いたのもあると思います。
予約日、何日か前に症状が強く出る患者さん、
似た痛みが出る患者さんの身体もこんな感じなんだなぁって。
もちろん自分の意識が向くということもありますが、
きっと身体が、
話のわかる人と話せる!
話が通じる人と話せる!となると、
(もっと直に言うとこの人治してくれる!となると、)
喋りたい喋りたい!と身体がなり、
ここだよ、ここだよ!と今がチャンスとばかりに訴えてくる。
適切な治療をして、
患者さんの症状がドンドン出てくることに対して、
以前は、ドンドン悪いのが出てくる自分の施術が悪いのかなぁと思うこともありましたが、
最近は、二時痛、三時痛の知識(一つの箇所がよくなると、隠れていた症状、眠らされていた症状が出てくること)や、同じ症状を何度か繰り返すうちに症状が小さくなって消えていくことを知ったこともありますが、
患者さんの身体が、僕に話しかけやすいんだなぁと思うようになりました。
この人なら話を聞いてくれる、
ここが悪いんだ〜、
治ったふりしてたけどまだまだなんだ〜、
お願い〜お願い〜、
と、
今まではすぐ治ってもらえると喜んでもらえるし、
びっくりしてもらえるし、
自分すごいじゃん!って思いやすいから、
早く治ってくれないかなぁと思っていたけれど、
(実際治るならその方が良いですし)
なかなか状態が変わらないと、
なんやかんや言い訳をつけて、匙を投げられてしまったり、
あんたの身体が悪い、おかしい、生活が悪いと向き合ってもらえなかったり、、
だって、なかなか治らない方がいると普通の施術する人は苦しいから。
やってもやっても
「先生ここが、まだ変わりません」
「少し変わりましたが、元に戻りました」
「変化なしですね」
なんて言葉は普通はできたら聞きたくないんです。
自分が無力に感じたり、相手に申し訳なくなったり、逃げたくなったりします。
でも、最近は自分は適切な治療をしていると自信を持っているし、
症状が新しく出ること、繰り返すことに意味があることが分かったし、
少しずつしか変わらなくても、
信じてくれる患者さんがいるのは、とてもありがたく、本当に自分を鍛えられます。
そして、少しずつですが無事治療を続けさせてもらうと、
その方が変わっていく姿を見られること、
その方の環境、状況が整っていくこと、
その方の世界がどんどん明るくなっていくこと、
一歩一歩は苦しいですが、
その一緒に歩み、その患者さんの見ている光景が変わることは何にも変えがたく幸せを感じれることだと思っています。
一度の治療でなおった!とのまた違う感動があります。
もちろん自分の施術を見直し、これでいいのかと自問自答もしてますが、
今は、適切な治療を選択できています。
そして、違えば、拘らずさまざま意見を取り入れる覚悟です。
うちは一発で治る方が比較的少ないので、
たまに一回で良くなると神様からのプレゼントだと思っています。
#最近はちょっと神様がプレゼントを多めにしてくれているので嬉しいです。
それもとっても嬉しいのですが、
僕は、患者さんからも、患者さんの身体からも話しかけられやすい鍼灸師なんだなぁと自分で最近は思っています。#自画自賛でも苦しい時もあるよね
昔はきつかったですが、
今は、それを誇りに思って、
僕を信じてくれた患者さんと治療して、乗り越えた人しか見られない風景、場所、世界を見ることが楽しみで、僕の使命の一つだと思っています。
あきらめず、
治療を続けていけば、
必ず、
今まで知らなかった、
見たことなかった、
行きたかった、
想像もできないところへ、
新しい本来の自分で、
自由に、楽しく、穏やかに、
気づくと、いけます!いられます!
だから、患者さんの訴え、お身体の激しい訴えもドッシリしっかり受け止め、
「大丈夫ですよ〜」と、
真正面から向き合い、
ただ力を抜いて、
しっかりとコリ滞りを探して、
グググッとしたところに鍼をとめて、
身体からコリ滞りを抜いてあげれば良し。
もちろん、日々向上しつつ、自分を疑い、でも自分を信じて、患者さんも患者さんの身体も信じて、やることをやるだけだなぁと。
でも力を抜いて、結果大切。