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治療院・自己紹介 | 野田市東宝珠花の鍼灸なら【栗原治療院】 - Part 5の記事一覧
治療時間は全力で、迷わず自信をもってやっているのですが、
治療後、ふと時間が空くことがあると、
「あの時こう伝えればよかった…」とか、
「あの鍼もう少し柔らかく打って、その代わり鍼の数を増やせばもっと鍼を気持ちよく受けてもらえたかも…」とか、
「頑張って来てもらっているのになかなか症状が変わらないな」とか、
「こう説明すればもっと安心してもらえたかも…」とか、
「治療後、いつもと少し違う表情だった、何かあったのかも…」とか、、、
頭の中にポーンと浮かんできて、頭の中をグルグル回ってしまうことがあります。
気にし過ぎや、準備不足、経験不足、力不足と言ってしまえばそれまでですが、これはなかなか苦しいです。
これに似た話をたまたまベテランの患者さん(うちでも数年、その前も様々な治療院へ通っていた方)と話す機会があって、
「それくらいみんな考えてくれたら、いいのにね。特にお医者さんとかもね」と何気なく話されていて、
竹村先生の師匠の関先生が「お医者さんができないことをやる」と言っていたそうで、
技術的なこと以外に、これもその一つなのかなと。
忙しい病院と違って、一人一人との距離が近く、治療後もその方の事を考えられたり、心配できる。
これが今は良いか悪いか正解なのかは分かりませんが、
治療後の頭の中グルグルもしっかり受け止め、
次回または他の方に活かし、苦しいけれど消化し、向き合っていきたいと思います。
思い出せば、修業時代や他の所で雇われていた時は、こういうことではほとんど苦しまなかった気がします。
少しは気になったけど、電車に乗れば忘れていた気がします。
それから、
「そういうの(気にしてくれている)は、こっちに伝わるのよ」とその方は言ってくださいました。
半分、元気づけてくれる意味があったのかもしれませんが、グルグルも悪くないなと思えてとっても楽になりました。
悩みすぎて、自信を無くしたり、そう見えたりするのは駄目ですが、
健全な悩みは、反省?は、チャンスで、より成長するために必要なのかなと思います。
「いい仕事ですね」と患者さんに言われることがあります。
「初めは定年もないし、人に喜ばれやすい」とそんな程度に思っていましたが、
今思うことは、
「丁寧な仕事を、自分のペースで納得して、すること、できることは気持ちがいい。」と言うことです。
そして、そうできる仕事はとても「贅沢な仕事」だと思います。
もちろん、鍼灸は、相手があってのものなので、自己満足になってはいけませんし、結果が出なくてはいけません。
自分も、患者さんも良いこれからの時間を送っていけるよう、日々努め、勉強をして、
施術の時間を大切に共有して、少しでも多くの方が笑顔になってもらえたらとっても嬉しくて、幸せな事です。
人間はどうしても気がゆるむときがありますが、
一本一本の鍼を大切にしながら、お一人お一人のお身体としっかり向き合っていきたいと思います。
忙しく、慌ただしくなってしまうこともありますが、
わずかの治療時間、しっかりと共有し、大切にしていきます。
最近は、やっと苦しい修業時代を耐えてよかったなと思える日がとても増えました。
ありがたいことです!
今日は思ってたより強く雨が降りましたが、なんとなく気持ちがいいです。
二十四節気 が立春から「雨水 (うすい)」 2/19~3/4頃に変わり、本格的な雪解けの季節となりました。この頃になると厳しい寒さも和らいで、降る雪が雨へと変わり、深く積もった雪も解け始めます。
この時期から春にかけて降る雨は「養花雨 (ようかう)」や「催花雨 (さいかう)」と呼ばれ、梅や桜など春の花の開花をうながすと言われています。
こうした土や水が動き始める雨水は、昔から農業の準備を始める目安とされてきました。
少し前ですが、温泉旅行に行ってきました。
最近になってやっと「温泉っていいな」と思えるようになりました。
温泉に入って「あぁー」とか「あ゛ぁ゛ー」とか「ふーっ」とか言って、息を吐くと少しだけ楽になります。ちょっとだけ呼吸と一緒にイライラや疲れ、少し嫌な事、面倒な事がどこかに飛んで行ってくれてるような。ちょっとだけいつも働いてる頭が考えなくなったり。何となくそれがとっても楽で気持ちがいい。
年を取っていくと、こころも身体も色々あるけれど、
身体も少し楽になって、気持ちも少し楽になって、少しだけ生まれ変われたような、もしくは日頃の垢を落とせて普段の自分に戻れたような、、
移動は長く、出費も多く大変ですが、
いつもより早めに美味しいものを食べて、眺めの良い温泉なら綺麗な景色も見れて、心が洗われます。
お酒を飲む人はいつものお酒もより美味しく、何となく早めに携帯電話やテレビも消して少し早めに寝る。
贅沢。
だから、温泉旅行に行くのかなと。
他にも、ゆっくり本を読めたり、話ができたり。
鍼灸で身体を整えることも少し似ていると思っています。
鍼は保険もきかず、怖いし、訳わからないと思っている方もいるかも知れませんが、途中お灸で「あぁ〜」と思ってもらえたり、治療後、「あ゛ぁー」と思ってもらえます。
少しの間頭の回転、気持ちの動きを鎮められます。
初めは分かりにくいですが、治療後明日、明後日と段々と何となく少しずつこころも身体も楽になります。
胃腸も良くなり、血行も良くなるので、食事も美味しく、お酒も美味しく感じます。
身体に気をつけるので少し早く寝たり、身体が緩むと自然と眠くなります。
贅沢。
ちょっとだけ日々が変わっていきます。
鍼灸は
病気、痛みの改善はもちろんですが、
少し我慢をして「はぁ〜」「あぁ」「あ゛ぁ〜」と深く呼吸をして、働き過ぎの頭、こころを休めて、血を入れ替えたように少し生まれ変わって、もしくは日々のつっかえを解消しもとの自分に戻っていくような深い感覚があります。
これはきっと他のことにはあまりない、
全身鍼灸の持つ大きな特徴だと思います。
皆さんにも「鍼灸治療っていいな」と早くわかってもらえるように、
院内に美味しいお茶に、素敵と思ってもらえるお花、院内の空気を準備してお待ちしております。
2月4日から七十二候が立春・初候 「東風解凍 (はるかぜこおりをとく)」に変わり、暖かい春風が川や湖の氷を解かし始める頃となりました。
2月4日は風が吹き、暖かかったのでやっぱり何だかすごいなと改めて思いました。
鍼灸栗原治療院ホームページ内に「ブログ」の他に「施術コラム」(症状や治療法などの記事)を設けることになりました。
日々の事柄だけでなく、施術、症状などについても、ホームページ作成時には書ききれなかった事、新たに発見した事、学んだ事を少しでも見やすく分かりやすくお伝えしていけたらと思います。
第七十二候 「鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)」
七十二候が大寒の末候に変わり、春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃となりました。
養鶏が中心となった現代ですが、本来、鶏の産卵期は春から初夏にかけてで、卵はその時期にしか生まれない貴重品だったそうです。
情報発信について
今まではブログや情報発信なんて…と思っていましたが、
自分が直接関わって触れて鍼灸治療をするだけでなく、
しっかり自分が実感したり、勉強した知識・考えた事が間接的にでも何かの役に立てればそれも健康・元気に貢献できるのではないかと思い誤解を恐れず今年は文章を書いてみようと思います。
一年前、しっかりしたホームページを作成したのも、
「しっかり仕事をしているなら、良い事をしているなら、知っている人だけ気づく人だけ、分かってくれる人の中だけで仕事をしているのは、それも傲慢、努力不足だよ」
「そうすると色々な事を言ってくる人がいるけど、信頼できる人見守ってくれる人を見つけて信じて、誠実に目標に向かっていけば良い。日々勉強だけどね!」と患者さんのご家族の方が激励してくれたからでした。
他にもホームページの問題点を的確に指摘してくださったり、温かい言葉をいただいたししました。
人をこれだけ奮い立たせ、元気にできるのか!と当時を思い出して有難いなぁ、すごいなぁと再確認しました。その自分の心の変化感じ方、その方自身の存在もとてもとても鍼灸をするにあたっても勉強になっています。