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【気づけて良かった、泣いてもらえて良かった】子供の話

2020.11.19 | Category: 子供,当院の全身鍼灸治療,未分類

「20分泣き叫んだ息子の気持ち」と「コリ君」
#息子の話 #コリの話

砂場で初めて会ったお友達と遊びおえ、
公園のベンチにて、2人。
3歳9ヶ月息子、
人差し指くらいのオヤツ3本のうち、
1本僕が食べてしまったら大号泣。
泣いた、泣いた、久しぶりに周り構わず大きな声で泣いた。
悲しい顔で、泣き叫んだ。

うえーん、びえーん、ぎゃー、ごぇー、ひー、ひー、
「僕が食べるの‥」
びえーん、ぎゃー、ごぇー、ふぇ、ひー、ふぇ、
「僕長いの食べるの‥」
ぎゃー、ごぇー、ひー、ぎゃー、ごぇー、ひー、ふぇ、ふぇ、
菓子投げる。ピューン。
「取って〜‥」

いつもならお菓子食べちゃったくらいでこうならないんだけどなぁ。

20分後、少し泣き疲れてきたところで、
とーやん、やっと気づきました。

僕「さっき、ジャックン(ショベルカーのおもちゃ)貸したくなかったの?」
息子「…うん…ちっちゃいジャンクンも取られちゃった…」
これを聞いたら、だいぶ息子冷静になりました。

息子、自分より少し小さい子に、
お気に入りのショベルカーのおもちゃ貸してあげてました。

初めは気持ちよく貸してたようだったけど、
段々、自分が使いたいのか、返ってこなくて不安になったのか、本当は初めから貸したくなかったのか、、、

今になって思えば、
一瞬よく貸したなぁと思ったけれど、
今思うと、
だんだん静かに遊ぶようになったなぁと、
その子が帰る時、
息子何かちゃんと さよなら しないなぁと、

思ったけれど、
向こうのご家族もいるし、
なんか大丈夫そうだから、
まっ、いっか!となってました。

やっぱり良くなかったんだ!
我慢してたんだ!
偉いなぁ、と思う反面、
我慢させちゃってごめん、という思い。

それをただ嫌だから、
その子にエネルギーをぶつけるでもなく、
その嫌な気持ちを、ただ親に当たるでもなく、

お菓子を食べられてしまったから泣く、という理由をつけて、
それを発散するため大泣きしたんだなぁ、と。
なんて健気なのだ。(自然にやってるのだとは思うけれど)

偉い子をしていること。
させてしまった?こと。
ストレートに感情を出さないこと。
今から我慢かぁとも思うし、成長したなぁとも思うし。
僕の子だから仕方ないと思うし、僕の子だから色々葛藤するけど大丈夫だろうとも思うし。(一つ安心しているのは、家では多分好き勝手、暴れん坊してること)

ホッとしているのは、
今のところ息子にとって僕は、

泣いて発散できる関係、
発散していいと思われた関係、
感情を受け止めてあげられる関係、
感情を整えてあげられる関係、

(それがいつかはもう少し距離が離れるんだろうなぁ、
誰かが代わりになったり、なってくれるといいなぁ。)

で、いられているんだと。

正解かはわからないけど、気づけてよかった。
息子の成長や葛藤、健気さ。
息子と自分の今の関係。

でも、
もし子供がそれを溜め込んでしまったら‥
どうなるんだろう???

そう考えたら、大人ってどうだろ…
大人は自由も選択肢もあるけれど、やっぱりいっぱい我慢していて、
うまく趣味や、食事や運動、気の合う友人と話したり、泣いたり、笑ったりで発散できればいいけれど、

それができなかったり、それが追いつかなくなって、
息子が大声で20分泣き叫んでいたようなものが、
身体に溜め込まれてしまうんではないかなぁ。
(もちろん大人は受け流したり、受け入れたり、そんなもんだと思えるようにはなるけど、全部はできないだろうなぁ、我慢の量も多いし‥)

そのうち、その状態に慣れてしまって、それを忘れちゃう。
あんまり覚えてるとつらいですしね。

でもでも、それに気づかず放っておくと、
息子が大声で20分泣き叫んでいたようなものが、
コリ(身体を重くする何か、やる気が出ない何か、感覚を鈍くする何か、好きな物がわからない、何がしたいのかわからないそうさせる何か…コリにも色々あるんですよ〜)になって、
身体の深く深く沈み込み、隠れちゃうんだと思うです。

そして、大きくなったり、硬くなったり、ふわふわ浮いて伸びたり、硬すぎて身体が我慢できなくて破裂して粉々やぷよぷよになったり、良くしよう〜と必要以上に血が集まってブヨブヨしてしまったり、
体質、心身への負担のかかり方、負担のかかる場所によってコリは変身します。

何回かはコリ(身体)もサインを出すんです。
「ここ忘れてるよ〜」「僕ここにいますよ〜」「出してくれ〜」ちょっと疼いたり、ちょっと痛みを出してみたり、ちょっと悲しくさせてみたり、咳出したり、
(ここら辺で本当は治療を受けるのが理想なんですよね〜)

それでも、返答(変化)がなく
限界が超えたり、限界が超えそうになったりすると、
コリ(身体)が心の代わり、気持ちの代わりに、

うえーん、びえーん、ぎゃー、ごぇー、ひー、ひー、
「僕が食べるの‥」
びえーん、ぎゃー、ごぇー、ふぇ、ひー、ふぇ、
「僕長いの食べるの‥」
ぎゃー、ごぇー、ひー、ぎゃー、ごぇー、ひー、ふぇ、ふぇ、
菓子投げる。ピューン。
「取って〜‥」

って、叫んで、泣いて、強めの痛みや症状を出すんだと思うんです。

鍼灸師は鍼や手技を通して、
そのコリたち(息子が20分以上泣き叫んだようなものを発散せずに、何日も身体の中にしまって置いたもの、長い人はもう何十年もとなるのかも、でもそんな人結構多いですよね)と向き合うんだと思うんです。

言葉ではなく、(もちろん言葉も大切だと思います)
鍼で沈み込んだコリを成仏?浄化?してあげるんです。

話が飛んだ^^;

鍼でそのコリを取ってあげると、
(鍼で傷をつけて血を集めてコリを食べてもらうと)

これでも難しい(^_^;)

鍼でそのコリに当てて刺激を与えてあげると、
ぷしゅ〜って何か出てくるんです。

また飛んだ(^^;;

分かった!
一人ぼっちで、叫んでも聞いてもらえなかったコリさんの肩を、
トントンと(鍼で)叩いて、
「あなたそこにいるの知ってるよ!」と教えてあげる作業だ。
#ピンとくるの僕だけ?
すると、「気づいてくれた〜」って出ていってくれるんだ!
なかなか出て行ってくれないコリさんコリくんもいるけど、
その場合は、気長に声をかけ続けて、肩を叩きつづけるべし!

僕にとって今、コリってこんな感じの関係です 笑
(使いすぎや筋緊張のコリは比較的素直な子が多い気がしますが、無視して使いすぎると捻くれ者のコリ男君が出てきて非行に走ったり、引きこもり状態になったり、薬物依存になったりします)

コリをやっつけるのでなく、
コリに気づいて、声をかけて、こっちだよ〜
と教えてあげる感じです。根気良く。

ビンタが効きそうな子にはビンタも必要だと思います。

その当時のことを解決はできないけれど、

その人の身体を診て、触れて、鍼をしたりして、
その人の身体を通して、
過去と繋がったり、未来を見たりできるんだなぁと。

これからも、
頑固なコリ、隠れてるコリ、逃げ回ってるコリ、溢れているコリに、

コリを見つけて、コリに気づいて、
コリに声をかけて続けたいと思います。

患者さん、患者さんのお身体にとって、
コリを出してもいいなと思われる鍼灸師になろ〜。
(最後大雑把かい!)

僕と20分泣き叫んだ息子とコリのお話でした〜。
あ〜、長い。

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