- Blog記事一覧 -グルグル悩むことは、良いこともあるかも
治療時間は全力で、迷わず自信をもってやっているのですが、
治療後、ふと時間が空くことがあると、
「あの時こう伝えればよかった…」とか、
「あの鍼もう少し柔らかく打って、その代わり鍼の数を増やせばもっと鍼を気持ちよく受けてもらえたかも…」とか、
「頑張って来てもらっているのになかなか症状が変わらないな」とか、
「こう説明すればもっと安心してもらえたかも…」とか、
「治療後、いつもと少し違う表情だった、何かあったのかも…」とか、、、
頭の中にポーンと浮かんできて、頭の中をグルグル回ってしまうことがあります。
気にし過ぎや、準備不足、経験不足、力不足と言ってしまえばそれまでですが、これはなかなか苦しいです。
これに似た話をたまたまベテランの患者さん(うちでも数年、その前も様々な治療院へ通っていた方)と話す機会があって、
「それくらいみんな考えてくれたら、いいのにね。特にお医者さんとかもね」と何気なく話されていて、
竹村先生の師匠の関先生が「お医者さんができないことをやる」と言っていたそうで、
技術的なこと以外に、これもその一つなのかなと。
忙しい病院と違って、一人一人との距離が近く、治療後もその方の事を考えられたり、心配できる。
これが今は良いか悪いか正解なのかは分かりませんが、
治療後の頭の中グルグルもしっかり受け止め、
次回または他の方に活かし、苦しいけれど消化し、向き合っていきたいと思います。
思い出せば、修業時代や他の所で雇われていた時は、こういうことではほとんど苦しまなかった気がします。
少しは気になったけど、電車に乗れば忘れていた気がします。
それから、
「そういうの(気にしてくれている)は、こっちに伝わるのよ」とその方は言ってくださいました。
半分、元気づけてくれる意味があったのかもしれませんが、グルグルも悪くないなと思えてとっても楽になりました。
悩みすぎて、自信を無くしたり、そう見えたりするのは駄目ですが、
健全な悩みは、反省?は、チャンスで、より成長するために必要なのかなと思います。