- 施術コラム一覧 - 鍼治療の副作用?痛みの移動?針で悪化した症状
【鍼灸治療後の変化について】②
鍼灸治療しているのに、
これらは一見、鍼灸治療によって症状の悪化、副作用、また元に戻ってしまったと思われますが、反対に、順調に治療が進んでる状態です。
必ず身体は変わります!
②「痛くなかった所が痛み出す、新しい症状が出てくる」
鍼灸によって主訴(一番つらいところ)がゆるんでくると、痛くなかった場所が痛み出したり、今まで無かった症状が出てきたり、たいしたことないと思っていた症状が悪化したりすることがあります。
など
これを鍼灸 栗原治療院では、「2次痛」「3次痛」と呼んでいます。
※重症患者さんほど沢山の症状が隠れています。
※古傷持ち、自動車事故経験者などの方も、多くの症状が治りきっておらず症状が麻痺してしまっている場合が多くあります。
通常、人間は痛みや症状を1つか2つ程しか感じられないようになっています。
それ以外の症状や痛みは、治ってしまったり、ないわけではなく、改善の順番待ちをし(隠れ)ている状態なのです。
主訴の改善、緩和が起こってくると、「次はこっちを治療してくれ〜」と身体が訴えてくるのです。
主訴 1000の首の激痛→ 600 になりかなり痛みを感じなくなると、
(隠れていた)850の腰痛が出てきたり、(2次痛)
850の腰痛→600になりかなり痛みを感じなくなると、
(隠れていた)700の背中のハリ、650の胃の不調が出てきたり、(3次痛)
重症な方ほど、どんどん症状が出てきますが、治療を重ねてると、症状・痛み自体の質も変わっていきますし、数も減っていきます。
そして、コツコツと治療を重ねていけば、身体が「全身から根本から必ず変化」していきます。
眠っていた症状「2次痛・3次痛」も順調に治療が進んでいる証拠で、「おめでとうございます!」です。
※薬の飲み過ぎや、極度の身体精神疲労の場合は、心身が非常に強い力で麻痺させられてしまっていたり、通常1、2つしか痛みを感じられない機能も麻痺してしまっており、激しい症状が3つ以上同時に出ることがあります。
「ルート治療セミナー資料」:白川勇作先生
から多くを参考にさせてもらい、自身の経験、臨床経験から文章を作成しました。