- 施術コラム一覧 - 精神薬の減薬・断薬後の離脱症状・禁断症状・後遺症【目の症状】
精神薬の減薬・断薬後の離脱症状・禁断症状・後遺症【眼瞼(がんけん)けいれん】
目に関する症状について
視界がキラキラする、まぶしい 目のかすみ 遠く見えない
まぶたのけいれん 目が開けにくい
眼球を動かした時の痛み
眉の上引っ張り 痛み 高さが違う
ドライアイ
などを訴える方が非常に多いです。
なかでも
「視界がキラキラする、まぶしい 目のかすみ 遠く見えない
まぶたのけいれん 目が開けにくい」
という症状は、
「眼瞼けいれん」と言われ、
睡眠導入薬、精神安定剤、抗精神薬の連用が原因、誘因になっています。
(50代以降の女性に多い病気で、他の原因としては、体質、ストレス、化学物質などの影響も考えられています)
「まぶたがピクピクと不随意にけいれんして、目を開け続けることが難しい」というのが、
20世紀のはじめに、フランス人医師アンリ・メイジュさんがこの症状を発見した時の特徴でした。
それらの目の動き(運動障害)だけの問題でなく、
「目を開けているのがつらい」「目をつぶっている方が楽」「目だけ眠くなる」「すぐ目を閉じてしまう」
眩しい、痛い、しょぼしょぼする、乾く感じ、しみる
など感覚の異常(感覚過敏)も特徴です。
一見重い症状には見えないので、症状・病名を知らない医師には、大袈裟に見えてしまい、
「ドライアイ」や「自律神経ですね」と言われたり、「眼精疲労」と言われたり心療内科をすすめられたりしてしまいます。
更に、常に出ているわけでもなく、我慢すれば視力検査もできますし、異常も出ないので、
症状のつらさが他の人になかなか理解されにくく、やる気がないだけ、気のせい、誰だってそうなどと言われてしまいます。
○ドライアイにはない「眼瞼けいれん」7つの特徴
ドライアイや原因不明の眼精疲労、あるいは加齢性眼瞼下垂と診断されている人の中で、1つでも当てはまれば、眼瞼けいれんである可能性が高くなります。
眼瞼けいれんは、
大脳の基底核という場所を含む神経回路の不調、脳の誤作動が原因です。
目の運動障害や感覚過敏が混在し、不安、不眠、焦燥、抑うつといった精神症状も出現しやすいです。
運動障害、感覚過敏、精神症状の三要素が、症例によってさまざまな大きさで絡み合っている神経症状です。
目の機能だけの問題ではなく、
脳の運動と感覚のバランスが崩れている状態と言えます。
精神薬が原因で出た症状について
→神経に作用する薬、特に精神遮断剤は、鎮静作用や錐体外路症状(運動調整できない)が強く出やすいです。
今まで薬でブロックしていた活動・興奮・運動調節のホルモンが、バンバン効きすぎてしまい興奮・過敏に反応してしまっている状態。
鍼灸全身治療は、身体を整え、ホルモンバランスを正常化し、出過ぎているものは、抑え、足りないものを補える身体にいたします。
補足(当院の精神薬の減薬・断薬後の離脱症状・禁断症状・後遺症①、精神薬の減薬・断薬後の離脱症状・禁断症状・後遺症②)をお読みいただければと思います。