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精神薬の減薬・断薬後の離脱症状・禁断症状・後遺症に対する治療方針

2019.09.19

当院の減薬・断薬後の離脱症状・禁断症状・後遺症に対する治療方針

当院の鍼灸で治療では

まず減薬中・断薬後の薬の禁断症状(離脱症状)には、

・症状を緩和したり、一時的に症状を調整する。

・免疫力・自然治癒力を上げて身体の力をあげて症状を感じにくくする。

・身体の新陳代謝を上げて、薬の成分が身体から早く抜く。

三点を中心に治療をしていきます。また、サポートをしていきます。

 

そして、その間に減薬中の方は、

医師と相談してもらい減薬を進めてもらえたらと思います。

 

次に、ある程度薬の禁断症状(離脱症状)が落ち着いてきたら、

気になる症状がある程度固定されてきたら、

上記の三点だけでなく、

・薬の服用で、傷ついてしまっている神経細胞の緩和・修復していきます。

 

そして、少しずつ身体に溜まっている薬の成分を抜いていきます。絞り出していきます。

つらすぎる症状を抑え、身体の力を強くし、気持ちを鎮静し、

傷害されてしまっている神経の再生を促進させます。

 

数回の治療でぱっとすべてが変わるわけではないので、焦らず、しっかりと身体とご自身と向き合う時間必要です。当院はそのサポートをしていきます。

鍼灸は、断薬後・減薬中のサポートの大きな助けになれると強く思っております。

 

 

◎禁断症状・離脱症状についての考え

離脱症状が出るということは、

何かどこかの神経が壊れたり、おかしくなってしまっているのではなく、

 

多くの場合は、

体内に蓄積されていた薬の成分が代謝(身体の外に排出、抜ける時、汗などで※1)される時に、ふあっと薬の作用が一時的に出る事が離脱症状、禁断症状の原理です。

その時、症状が戻った治らないと薬を再び飲んでしまう方、悩んでしまう方も多くいらっしゃいます。

 

断薬後の

禁断症状は、回復へのステップなんです。

身体に蓄積されている悪いものなので、出さなくてはいけないものなのです。

 

本当は、ぱっと症状を抑え、回復できれがいいのですが、そうはいかないのです。

鍼灸では、その症状を感じにくくし、薬の抜ける速度を早めていけたらと思っています。

 

補足※1薬の成分の蓄積は脂肪にされて、脂肪が代謝され、血液の中に入ったりすると一時的に薬の作用が出て、離脱症状、禁断症状が出ます。

 

◎薬の後遺症についての考え

長期間、薬を飲み続けて、さらに体を精神を無理して使い続けてしまった場合や、

身体の悲鳴(負担、痛みなど)を麻痺させる薬をさらに追加で飲んでいた場合などは、

上の説明の〝多くの場合は〟には当てはまらず、

 

薬の後遺症として

神経損傷(神経が傷ついてしまったり、疲れ過ぎてしまったり、ホルモン・神経伝達物質が出にくく、もしくは反応しにくく、または過剰反応してしまうような状態)が残ってしまう場合も多くはないもののあります。

言葉のごとく神経が傷ついてしまったということです。

その場合は、症状は軽くはなりますが、完全になくならないこともあります。

 

ですが、薬が抜けていれば、調子の波は少なくなり、一定の安定安心という状態を保つことはできるようになります。離脱症状・禁断症状とは違う状態です。

 

また、鍼灸や適切なによって、

神経の回復促進※2、ホルモン・神経伝達物質の調整をすることができます。

食事や生活の仕方でも大きく変わっていきます。

 

補足※2末梢神経は治癒力が非常に優れています。回復する能力があります。

 

 

 

◎禁断症状・離脱症状の感情面への考え

また感情面でも、悲しい、嬉しいと波が出てくることがあり、おつらいこともあるかもしれませんが、

薬によってはそれらも抑えられ出せない状態になっていることもありますので、

ある程度のはっきりとした感情は当然あるべきで、

それを感情が出てきたと、薬で抑えられていた感情が出てきたとプラスに捉えることが大切に思います。

徐々に、正常にその感情とも向き合え、コントロールできるようになっていきます。

薬のせいが大きいので、自身を責めないように注意して下さい。

無気力よりとっても良いと思います。

 

◎断薬後・減薬中の身体面の考え

人によっては、急に肩こりがしたり、腰が痛くなったりと症状を感じることがあります。

それは、薬によって弱っていた身体に、さらに痛み・不快感を感じなくさせる薬麻痺させる薬を飲んでいたからです。

身体が麻痺から解放されて、

反対に強い痛みやコリなどを感じることがありますが、それが本来の身体の感覚です。

身体にも負担をかけていたことを理解すること、その感覚を取り戻すことは、今後の回復にとってとても大切です。

 

 

□■□まとめ■□■

鍼灸は断薬後・減薬中の症状に対して有効ですが、ぱっと治るようなものではなく、

基本的には断薬・減薬の強力なサポートとしてあると思います。

・神経症状の緩和

・自然治癒力、免疫力など身体の力の底上げ

・自律神経を整える

・代謝を促進し、身体に蓄積された薬の成分の解毒を早める。

・身体症状コリの改善緩和

・傷害された神経の再生促進

これらを柱に、

薬の服用期間にもよりますが、長い目で少しずつ改善していけると強く思っています。

 

 

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