- Blog記事一覧 -3月, 2018 | 野田市東宝珠花の鍼灸なら【栗原治療院】の記事一覧
3月, 2018 | 野田市東宝珠花の鍼灸なら【栗原治療院】の記事一覧
施術所によっては安定期に入ってからの治療を勧められる事がありますが、
当院の全身鍼灸治療は、妊娠直後から出産前まで治療を受けることができます。
つわりや腰痛、不安感など様々な症状を緩和でき、安産の治療となり、お母さんの出産後のお身体も大切にすることができます。
お腹が大きくなり始める頃からはうつ伏せではなく、横向きで施術致します。
また、様々なタオル、枕を使い、自然な体勢、負担の少ない姿勢で治療を受けていただきます。
少しでもリラックスして安心して治療を受けられるよう最善を尽くします。
お腹に赤ちゃんがいる特別な時間を少しでも、大切に安心して過ごせるように治療いたします。
また出産後の回復を早め、 眠る暇もないほど忙しい出産直後を少しでも穏やかに、笑顔で送れるようお手伝いいたします。
お任せ下さい。
※マタニティ期間だけでなく、
妊娠準備中や産後も鍼灸治療は大きな助けになります!
当院は、治療時間の間は、他の患者様はおりませんので、お連れ様もゆっくりと待合室でお待ちいただけます。
またオムツの交換やミルクなどもお持ちくださって大丈夫です。子供は泣くのも、飲むのも、ゲップも、風邪をひくのも、動き回るのも仕事です!
身体とこころを整えて、いつも、いつまでも元気なお母さん、優しいお父さんでいられるように。
と尋ねられることがあります。
僕は、「自分の身体、家族が鍼でよくなった!」「憧れの先生がいる!」「どんな病でも治せる治療家になる!」など高い志など無く、
「身体をマッサージする仕事がしたい、家族にできればいいかなぁ。ついでに鍼灸の国家資格も取れるならついでに取っておこう」という程度でした…
入学し、幸運にも師匠との出会いがあり希望いっぱいのスタートでしたが、
いざ、修業・勉強が始まると
本当にどうしようもない自分で、無知で怒られ教えてもらい、怒られ助けてもらい、たまに褒められ調子に乗り反省し、ビクビクしながら何とかどうにか学生時代の修業を続けていました。 卒後も自身の治療院を構える事は全く頭にありませんでした。
開業を決めた理由は、卒業直後の東北大震災の時です。
ボランティアに連れて行ってもらい、そこでおこなった三年間の鍼灸治療は驚きの連続でした。
自分の治療を受けた方に「楽になったよ」と笑顔で少し目を潤ませながらお礼を言ってもらえたこと。厳しい顔つきだった方が、治療を続けるとポツリポツリと色々な事を話してくださり、「助かります、ありがとうございます」と表情を緩め言ってもらえたこと。自分の治療で身体が良くなるということが実感でき、鳥肌が立ちました。
本来プロなら当たり前のことですが、当時の自分にとってはとても大切で貴重な瞬間でした。
目の前に困った患者さんがおり、
任され逃げられない立場、どうにか楽になってもらいたいと真剣に思い、本当に患者さんと向き合ったのも、恥ずかしながらこの時が初めてだった気がします。
自分の治療で表情、姿がみるみる変わる様子を見て、一か月後の治療を楽しみに待ってくださっている方がいると知り開業を決心しました。
それまでは誰かに守られて、切羽詰まっていない状況に甘えていたと今は思います。
本当に困っている状況、どうにかして楽になってもらいたい、自分にそんな強い気持ちがあること、そのエネルギー・疲れは自分にとって良いもの、力になる事が分かりました。
今ある技術、知識、自分で何ができるのか、どうしたら、どうよくなるのかを集中して考えながら丁寧に最善の治療することが大切な事を知りました。
できないことも多くあるけれど、今できること、今しか、その時にしかできないことも多くあること。もっともっと腕を磨き、知識を得たいと強く思ったのもこの時でした。
入学前の自分を「そんな甘い考えならやめた方がいい」と頭にげんこつを食らわせて教えてやりたいです。
今思うと、
自分の強い意志で、道を決めた訳ではありませんが、
沢山のご縁や、その時やるべきことに導かれ今があると思いました。
強い意志で道を強く開くことも素晴らしい事ですが、
僕は、その時のやれることをやり、流され、任せ、導かれることも同じくらい素晴らしい事だなぁと思っています。
今までは、目的地を決め、「やってやろう!」と、苦しんで迷いながら進んでいましたが、
できない時、わからない時は、やるべきこと、やれることを行い、待ち、頑張り過ぎなくてもいいのかなと。
迷って苦しんでいる時は、辞めず、考えるべきことだけは一通り考えられればいいのかなと。
落ち着いたら、また決めて、また進むべき方向、行きたい場所へ進めばいいと思います。
その方が、普通の人はこころが健全でいられるのかなと思います。
いつもしっかりと心と身体を健全に保ち、そんな自分であれればいいなと思います。
話はずれましたが、
東北大震災での三年間が自分にとって本当の意味で「治療家、鍼灸師になりたい」と思った始まりです。