- Blog記事一覧 -自律神経の失調・乱れ・疲れ
病院に行っても「何の異常もありませんよ」と言われてしまうけれど、心身が不調な方。
大事な時に限って体調を崩してしまい、実力が出せない方。
いつまでも若々しく素敵な自分でいたいなと思われる方。
へ
「健康」とは
60兆個といわれる細胞のすみずみまで、質の良い血液を流すことです。
それを妨げるのが、過度のストレスや、腸内環境の悪化による自律神経の機能の低下だといえます。
「自律神経」とは
心臓の動きや汗、胃腸の動き、鳥肌を立てること、血液の流れなど血液、呼吸、代謝や体温調整、消化などを24時間休みなく自動的にコントロールしている神経。
自律神経の働きが安定していれば身体のすみずみまで質の良い血液が行き渡ります。
臓器も十分に働き、疲労も回復しやすくなり顔色も良くなり、おのずと心の状態も安定してきます。
自律神経には2種類あり
・交感神経(車でいうところのアクセル)
身体はアクティブに、行動的に
血管は収縮、血圧は上昇
気分はアクティブ、やる気
・副交感神経(車でいうところのブレーキ)
身体はリラックス、まったりと
血管は適度にゆるむ、血圧は下降
気分は穏やか、ゆったりと
この2つの自律神経の働きは、一日の中で優位になるタイミングが違います。昼間は交感神経が、夜は副交感神経が優位になります。
理想は自律神経のリズム(体内時計)に合わせて生活する事が健康への第一歩です。
2つの神経の働き・バランスが崩れることを「自律神経の乱れ」と言い、自動の機能が壊れてしまった、コントロール不能になってしまった状態です。
また現代の疲労の多くは肉体労働、屋外での仕事が減り、家事も体を動かすことが少なくなり筋肉が使われた単純な体の「あー疲れた」という疲れではなく、
デスクワークや情報の過多、物事を選択したり、気を使う気を揉むということが増え自律神経の司令塔(脳)に負担がかかり自律神経の機能が落ち、錆び、「なんとなく疲れた」と感じることが増えています。また、活性酵素が発生しやすく、老化が進行しやすくなり、加齢を感じやすくなります。
「自律神経が乱れる原因」
・過度なストレス
・不規則な生活
・食生活の乱れ
・運動不足
・睡眠不足
・喫煙
・深酒
・季節の変わり目
・気圧の変化
過度なストレスとは、「心(脳)と身体」の不一致、バランスの取れていない状態だと思います。
・夜勤の仕事で、寝るべき時間に起きて働いている。夜、眠気が通り過ぎてしまい眠れず、昼間眠気を我慢して働く。
・怒りたくないのに、怒りで我を忘れている時。怒りを我慢し続けている時。
・自分のやりたいことやるべきことが、自分の都合では思い通りにいかないことが長期間続く時。
・暑い日に、クーラーの効きすぎた部屋に、寒いのに、我慢して居続けている時。クーラーの効き過ぎた場所と暑い場所を行ったり来たりする時。
・疲れているのに、休まず働き続けたり、遊び続けたりしてしまう事。
・家族やパートナーへの不満があるが、身動きができない時。
・身体が思い通り動かない時。
・緊張感のある仕事・生活が予定以上に続く時。
・低気圧の時は、副交感神経が優位になり過ぎて、何もやる気が起きなかったり、疲労感が続きます。アレルギーも出やすくなる。
など
☆改善へ向けて
「腸内環境」を整える
自律神経と腸は相互に強く作用しています。
腸はとても精神的な影響を受けやすく、ストレスで便秘になったり、お腹を下したり、痛みが出たりします。
→腸内環境を整えると、自律神経は安定し、心身の健康が保たれます。
食べ過ぎ、夜更かし、寝不足、飲み過ぎ、運動不足、便秘などにより腸内環境が悪化すると腸がむくんだり、荒れてしまいます。
そのような腸から取り込まれた栄養分は、血液にのって全身に送られますが、ドロドロの血液が全身に回ってしまいます。
栄養分がきちんと取り込まれず、全身がだるくなったり、肌荒れ、吹き出物ができたりします。
疲れた腸の人の共通点
・イライラしやすい
・神経質、生真面目な性格
・心配性
・せっかち
・ストレスをため込みやすい
腸内環境は精神的にも影響しています。
腸内環境が改善されるとサラサラの血液が全身の細胞に行き渡ります。
新陳代謝が活発になり、肌もキレイに、疲れにくくなり、肩こり、頭痛も楽になり、冷えや肥満も改善していき、よく眠れるようになります。
また腸は体の免疫機能の70%を占めており、腸が元気だと花粉症やインフルエンザなども遠ざけることができます。
精神を安定させるホルモン、セロトニンも95%が腸で作られており、身体だけでなく、心も余裕が生まれ、ゆとりができ始めます。
当院では以上のことから
自律神経失調症に対して
①腸内環境改善
②血流改善
③生活環境の認識
3つの仕組みを意識し、併せて東洋医学的視点から全身鍼灸治療を行います。