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食べ物・父親像

2018.09.02 | Category: 患者さんの話

とても立派な3人の子供を育てた70歳半ばの元気で明るくてとってもチャーミングなおばあちゃんのようなお母ちゃんのような方と往診時お話をしていて

話の流れで
便利な物も増え、同居する親子も減っているなど話をしていて、
「今の女性は昔より少し楽になりましたよね」と何気無く話をすると

おばあちゃん「…どうかなぁ、私たちの時代はお父さん(旦那さん)は威張っていたし、厳しいし、それに従うのが当たり前でそれはそれで大変だったけど、
反対にお父さんに従っていれば、信じていれば間違いはないと他の心配事はなかったかなぁ。」
「子供たちにも厳しくてよく叱っていたけれど、その分私は子供をほとんど叱らなかった。口うるさく言わないで済んで、いいお母さんでいられた」と答えられ、

ドキッとしました。
全て同じとはいきませんが、そういう風に家族を安心させる方法があるんだなぁと。

土曜18時5チャンネルの『人生の楽園』18時半『ごはんジャパン』を見ながら

おばあちゃん「今は何を食べているか分からない」

「昔はトマトは食べる時、口に運ぶ前にトマトのすごい匂いがして、暑くて、夏だ!と四季を感じていた。春には山菜、秋には秋のもの、冬には冬のもの、それがそれだけでイベントだった」
「今はイベントいっぱいあるけどね、昔の行事もとても良かった」

「昔は今みたいにお肉はないし、卵もない、鯉はたまに食べたかな‥、でもあるものを手をかけて食べていた。それがとても美味しかった。なければ、山へ行って取ってきて、すぐに食べたり、干したり。お金は今みたいにないし、不便だったけど、今考えるととっても贅沢な事だった。食事は本当に楽しみで美味しかった。」

「今は、お金を出せばすぐ食べたい物を食べられて、色んなものがあるけれど、美味しい!と昔みたいに思う事はあんまりないなぁ。トマトはいつでも食べれるけど、匂いもないし、お豆腐も納豆もお豆の匂いがしない、牛乳も‥昔の物はちゃんとしていた、手間暇をかけて、余分な物もいれないで、知っているものしか食べなかった」

僕も子供の頃キュウリが大好きで1日2、3本ペロリと塩だけで食べていました。だんだん大人になって食べなくなっていたのですが、何年か前に農家さん直送のキュウリを食べた時、子供の頃食べていたキュウリの味がして1日で3本食べてしまいました。飽きたのでなく、キュウリの味、質が変わっていたのだと気がつきました。
それから、食べ物の勉強をしました。子供ができたのもあり、より興味が出ました。
自分も含め食事を変えて、体調が変わった方、不調が減った方がとても多くて驚きました。

今、思うことは
「何を食べるかではなく、食べてはいけない物を避ける」
「沢山の種類のものを食べるのではなく、ちゃんとした力(命)のあるものを食べる」
ことが重要ではないかと思っています。

おばあちゃん「物は増えたし、お金も増えたし、便利になって長生きもできるけど、今の人は大変そう。私たちはお金がなくて、物がなくて、不便で大変だったけど、働きっぱなし動きっぱなしだったけど、そうなると人間必死で良かったのかも。」

「便利になって楽になると、やっぱり人間は怠ける。楽しちゃうのかなぁ。」

「食べたい物を食べ過ぎるのも、必死じゃなくなるのも、色んな病気になるのも昔は少なかった。若い人の顔つきも今はみんな幼くてボヤッとしている。昔の成人はみんなキリッとクッキリしていた。」

思い出して、その箇所だけ端的に書いてしまうと、昔はよかったなぁという話ですが、とっても大切な話、哲学を聞かせてもらっておしえてもらった気がします。


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